ぽん酢でサワーを作るとさっぱりした味わいでおいしいの、ご存じですか?
調味料大手の株式会社Mizkan(ミツカン)と、海鮮居酒屋で有名な磯丸水産が、ぽん酢をサワーにしたり、味ぽんを看板メニューの調味料に使ったりして堪能できるイベント「味ぽん®共同開発メニュー」を2024年6月30日まで開催しています。そのメディア限定イベントにお招きいただき、ぽん酢の新たな可能性を体感してきました。
何となく使ってしまっているぽん酢の活かし方のヒントをもらえましたし、磯丸水産のおいしさも改めて伝わってきましたよ。
ぽん酢64年・味ぽん60年のうま味を磯丸水産で味わう
鍋・炒め物・和え物……。様々な料理に使える味ぽんは2024年で60周年を迎えます。そして、味ぽんより先に商品化されているぽん酢は64年。歴史のある調味料ですね。
このたびのコラボイベントでは6月一杯、磯丸水産でぽん酢を使ったサワーや、磯丸水産の絶品メニューを味ぽんでさらに美味しく食べられるようになります。
ぽん酢サワーと磯丸水産メニューのマリアージュがステキ
まず、おいでなすったのがぽん酢サワー(483円・税込=以下同)。氷を入れたグラスに、ぽん酢2:お酒(焼酎やジン、ウォッカなど)3:炭酸水7 で作ります。
かんきつ果汁とお酢・酸味料と香料で作られていて、糖質は一般的なレモンサワーの35%程度。お酢を使っていることもあり、ダイエッターに優しいドリンクです。お酒を良い感じのノンアルに置き換えれば、ノンアルコールぽん酢サワーもできちゃいますね。
単品でも美味しいのですが、磯丸水産ではこれに合うメニューを二つ提案してくれました。
まず登場したのが「キング蟹味噌甲羅焼(813円)」。蟹味噌甲羅焼は創業以来のメニューだそうです。別にバケット(110円)もあるので、蟹味噌と一緒にバケット食べるのもよさげ。
濃厚で、蟹の香りがほわほわしていて、苦みがなくって、誰にも食べやすい仕上がりになっています。蟹味噌の濃厚さを味わったあとに味ぽんサワーを飲むと、その濃厚さが一気にリセットされます。次の一口が洗い立てのベッドシーツのようにスッキリした形で楽しめるような仕組みになってしまっているんですよ。
お次が「つぶ貝とキノコのガーリックバター焼き(769円)」。磯丸水産は店内に水槽があり、生きた貝をそこから捕って調理するので、貝類はとりわけオススメです。そのつぶ貝をキノコと一緒にガーリッグバターでソテー。美味しいの確定なんですが、つぶ貝の素敵な歯触りが何度でも僕を口福に導きます。
ぽん酢サワーと交互に頂くことで、こってりまったりのうま味がサワーで昇華し、つぎのつぶ貝についつい箸が伸びてしまいます。
無限つぶ貝システムが完成しているかもしれません。
これらの組み合わせを再び楽しむため、もう一度、磯丸水産に行かねばならぬと思っています。
味ぽんを使った料理は家でもマネしたいおいしさ
次に登場したのは、味ぽんを使った美味しい料理の数々。ぽん酢サワーはひとまず置いておいて、料理に味ぽんをこうつかっていくんだよ、という提案を頂いた気分です。もちろん、ぽん酢サワーを飲みがら味わったわけですけれど。
AIが認めた、アジフライ+味ぽん
まず登場したのが、アジフライに味ぽんをかけて食べる、というもの。アジ×味ですね。「アジフライ 味ぽんvsソース」(549円)というメニューで、ソースと食べ比べ出来るメニューになっています。
慶應義塾大学が味覚センサーAIの「レオ」というものを開発したらしいのですが、ミツカンさんがこれを使って、
- ソース
- タルタルソース
- しょうゆ
- 味ぽん
の相性スコアを算出したんだそうです。そうしたところ、大接戦ながらトップスコアをたたき出したのが味ぽんで、100点満点で97.3点だったのだとか。
で、試してみたのですが、確かにこのマッチングはおけまる水産でした。そもそも磯丸水産のアジフライが大きくて肉厚で、脂もしっかり乗っていて、非常に食べ応えがあります。だからこそ味ぽんがしっかりマッチするのかもしれません。今度スーパーでアジフライ買ってくるとき、味ぽんで食べてみようと思います。
ハワイの伝統料理も味ぽんで
ハワイの伝統料理に「ポキ」というものがあります。魚を小さく切って香味野菜やタレで味付けしたもので、日本で言うと漬け(づけまぐろ、とかのづけ)に近いのかもしれませんね。
「サーモンのぽんポキ」(549円)は、サーモン・アボカドを中心に、トマトや薬味やゴマで調え、味ぽんで食べるもの。これまた脂の乗ったサーモンに、独特の優しい味わいがあるアボカドと酸味のあるトマトが加わり、多分ごま油と味ぽんで漬けられています。
味ぽんの爽やかさとサーモンやアボカド・ごま油のコクがバランスよく、これ一皿で濃厚さとさっぱり加減が完結している逸品でした。これをアテにお酒飲んだら幸せ間違いなし。
大根×ブリの最強コンビに味ぽんが加わる
大根とブリの相性の良さは、飲兵衛なら知らないはずがありません。ブリの刺身に大根の鬼おろしを添え、味ぽんをかけて食べるサッパリメニュー「ブリと大根のぽんパレード」(549円)がコラボメニューとして提供されます。
大根の鬼おろしにかかっているのは青ネギ、ミョウガ、大葉でしょうか。これらが味ぽんに合わないワケがないのは、見た目でわかりますよね。
ブリを、さっぱりofさっぱりの味わいで食べられるのは素晴らしく、食欲のない暑い日に食べたいメニューだなと感じました。ブリでなくとも、サーモンやトロなど、脂多めの魚なら似た感じで楽しめると思います。
なお、ここに挙げた3メニューは原則的にコラボイベント期間のみの提供となるそうです。興味のある方は6月30日までに全国の磯丸水産へGo!してください。
磯丸水産 秋葉原店で社長らのお話を聞く
イベントは、磯丸水産の秋葉原店で行なわれました。
店内は生け簀があり、生きた貝がスタンバイしています。
試食のあとは、磯丸水産を運営するSFPホールディングス株式会社の佐藤誠社長はじめ、両社の責任者・ご担当者によるトークセッションも行なわれました。
佐藤社長は「磯丸水産は2009年に吉祥寺から始まったお店。実家が茅ヶ崎だったので海の家みたいなイメージのお店が出来たら楽しいなと思っていました。蟹味噌なんかは女性やお子さんにも食べやすいようなマイルドな味に仕上げるなど、何度も味を改善させています」と、味ぽん同様、味の見直しを徹底していることなどを楽しくお話いただきました。
ちょっとコワモテですけれど、とても気さくで話も面白い佐藤社長でした。
また、ぽん酢サワーはミツカンが開発した製品ではないという裏話も。味ぽんを注文しようとした際のご発注でぽん酢が届いてしまった飲食店が、在庫をどうするか悩んだあげくにぽん酢サワーとして提供したのが始まりらしいです。
それをミツカンの方が聞きつけて現在にいたるのだとか。ひょんなことから産まれた美味しいお酒だったんですね。
ぽん酢・味ぽんをいろいろためしてみたくなった
このイベントを通して、味ぽんが様々な料理と相性が良いことが伝わってきました。とくにアジフライとのマッチングはこれまで考えたこともなくて、これはアジフライだけでなく、牡蠣フライのような様々な「魚介のフライ」に応用が利くんじゃないか?と想像力をかきたたされましたよ。
ぽん酢を使った料理、磯丸水産にも食べに行きたいし、自宅でもいろいろ試してみたいなあ。
イベント情報
6月3日(月)磯丸水産がぽん酢サワー™にジャックされる!?ぽん酢サワーに合う「味ぽん®」メニューも共同開発! | 磯丸水産