ヤマハさんからお借りしている124CCのトリシティ。東京23区の自宅から千葉方面にツーリングする際、高速道路に乗れないため、アクアラインや海ほたるで楽しむことが出来ませんが、神奈川県の久里浜と千葉県の金谷を40分で結ぶ東京湾フェリーを使うことで、バイク旅の休息を入れつつ神奈川の人は千葉へ、千葉の人は神奈川へ楽に移動できるようになります。
フェリーに乗れるエリアにお住まいの方なら、高速道路に乗れないバイクでもロングツーリングを楽しめることがよく分かりました。
今回、自宅から久里浜までは2時間以上かかる状況ではありましたが東京湾フェリーを使って、南房総へのツーリングを楽しんで来ました!
https://drive.google.com/open?id=1AQWqNKEQYA7QQmLEUvP9svnPWPI&usp=sharing
東京湾フェリーで千葉へ
東京湾フェリー株式会社←こちらがリンクになります。
区分 | 片道 | 往復 | |
---|---|---|---|
大人 | 720円 | 1,320円 | |
子ども | 360円 | 660円 | |
バイク | 750cc以上 | 2,310円 | 4,340円 |
750cc未満 | 1,940円 | 3,630円 | |
原付 | 125cc未満 | 1,590円 | 2,970円 |
自転車 | 大人 | 1,210円 | 2,180円 |
子ども | 850円 | 1,520円 |
僕は大人で124ccのバイクでしたので、往復ですと1,320円(大人往復)+2,970円(125cc未満)=4,290円がフェリー往復の料金になります。船旅も楽しめますしちょうどいいお値段かなって感じです。
バイクでアクアライン「だけ」を「ETCで」通過する際は往復で1,280円。その他の高速道路(首都高とか館山自動車道とか)の利用も考えれば良い感じの価格感かなと思います。
▼フェリー内でバイクを固定してもらいます。車も何十台も入る感じで広い!
バイクは誘導してもらえます。ハンドルロックだけはせず、カギも自分管理で大丈夫です。
ロードバイクでツーリングする人もいたりして、フェリーでの移動は便利なんだろうなあと思いました。
▼フェリーのことはまた別途書きます。東京湾には様々な船が運航しているんだなあとよく分かりました。
そうこうしている内、40分ほどで金谷に到着です。
金谷に到着、まずは朝ご飯・・・のつもりがランチに
10時ごろ金谷港に到着。
▼金谷港にある「恋人の聖地」で一人たたずむおっさんとトリシティ。いいんだよ。僕の今日の恋人はトリシティさ・・・。
ここからバイクで10分ほどの保田の港へ行き、港直営の食堂「ばんや」へ。
ばんやでは、新鮮な魚が食べられます。大型店ですけれど、土日なら11時30分過ぎたら行列覚悟した方がいいかも。
定番メニューもありますが、その日獲れたんだろうなあってメニューもありましたよ。
▼ホウボウとか金目鯛とか食べたかった。大勢で行っていろいろ頼んでちょっとずつ摘まむのもいいかも。
金谷で写真撮って、移動して、行列並んで、食べて。満腹になったときには12時近くになってしまっていました。昼飯は・・・とか考えていたけれど失敗しました(笑)
南房総をツーリング
この後は南房総をぐるーっとツーリング。金谷港を出る最終フェリーが19:30出発なので、そこに間に合うようにしないといけませんが。
原付二種のトリシティは車と同じ制限速度で走れるため道中は快適です。
菱川師宣記念館+道の駅きょなん
菱川師宣記念館と道の駅きょなんは、同じ敷地内にあります。
菱川師宣といえば、切手の絵柄にもなっている美人画・見返り美人で有名。この日はツーリング重視だったので中には入りませんでしたが、絶対に再訪したいと思いました。
海の景色も山の景色も
海沿いに鋸山という山がある南房総は、海の景色も山の景色もすぐに見られます。
真っ直ぐの道が長い所もあるし、ワインディングも楽しめるし、海の景色も山の景色も楽しめる。ツーリングしていて楽しいエリアです。
前が2輪のトリシティ。特にワインディングでの安定感はバツグンでした。他の2輪車に比べても圧倒的に安定しているんじゃないかと思います。
スリルはいらないけれど安定感の中でワインディングを楽しみたい。
そんな感覚だったらこのバイク、おすすめですね。
渚の駅 たてやま
「道の駅」になるためには行政上何かの基準が必要だったはずだったんですけれど、何でしたっけね。で、渚の駅ってのは道の駅区分ではないのかしら?車も結構とまっていたしいい場所でしたよ。
ここは桟橋があって、ファミリーがもろもろ楽しんでいました。
▼遊覧船があったり(僕は船には出会えず、謎のキャラがお出迎え)
竿を下ろして10秒もしないうちに鰯が2、3匹釣れちゃうっていう入れ食い状態のお父さんが居ました。
館山城
南総里見八犬伝で有名な里見氏が戦国時代に居住していた館山城。江戸時代になって取り壊され、今は戦国時代の雰囲気で再建築され博物館になっています。例によって中に入らなかったけれど。
▼行く途中の路上。ちょっと交差点の横断歩道(?)がわけわからなかった
▼戦国時代の天守を模した博物館にたどり着くまでに、どえらい上り坂を歩きました。あんなとこ、甲冑着てあるいてられっか!と一人怒りながら天守にたどり着きました。
酪農の発祥地
どうやら千葉は酪農で栄えたところらしいです。確かに「マザー牧場」をイメージしますが、あれだけじゃなくって全体的に盛んであるという事です。
中は写真撮影OKでしたので・・・
見てきましたよ。世の中に喫茶店が出来る前、街にあったのは「ミルクホール」だったんですよね。昭和60年くらいに最後のミルクホールがなくなったはずで、昭和46年生まれの僕はなんとなくその単語は覚えていたりするんですよね。行ったことは・・・。多分ないだろうなあ。
今ミルクホールをリバイバル的にやったら、ある程度はお客さんくるんじゃないだろうか、なんて思いましたな。
▼1カップ100円の牛乳でしたが、めっちゃ濃厚で美味しかった!
スーパーとかで売ってる3.8とか4.4とかの牛乳よりも濃いな!って思いました。美味しかった。
みんなみの里
ここも道の駅に限りなく近い雰囲気の施設です。イチゴ狩りが出来た見たい。以前お伺いしたときは菜の花を摘んだ記憶があります。
いいところですよ。お土産もここで買いました。
▼道を隔てた向こう側にあった地元のドラッグストア・ヤックスで、千葉のソウルフード「竹岡ラーメン」の袋版を買いました。
そもそも竹岡ラーメンは乾麺なので、インスタントラーメンで食べてもあんまり違わないという面白いものです。
道の駅保田小
そろそろ港へ戻らないと。ということで、海沿いから山エリアへ進んだの、内地を通って金谷まで戻ります。その金谷よりにあるのが「道の駅 保田小」。ここは100年近く続いた小学校の跡地に出来たもので、できる限り校舎も再利用したりしているもの。宿泊も出来るらしいですな。
▼なぜかAndroidタブレットが設置してあって、GoogleMapを操作できました。
マッサージチェアもあったり、子どもの遊び場もあったり。
高速道路の鋸南保田ICからほど近くにあるので、帰りの直前に休憩を入れるのならおすすめの場所ですよ。
竹岡式ラーメン「梅の家」に入れた!
行列店なので並ぶなら間に合わないなー、と思って酔ってみた竹岡式ラーメンの梅の家さん。いってみたらまさかのノー行列!久しぶりなので食べて帰りました。
チャーシューの煮汁をスープにし、麺は乾麺という特徴のラーメン。この日はチャーシュー増量用のチャーシューが終わってしまったので麺大盛りに薬味(玉ねぎ)増量で。800円だったかな?750円だったかな?
玉ねぎ増量が幸せでしてね。
チャーシューの煮汁ベースのおつゆはしょっぱ過ぎず。すいすい食べられます。南房総に行ったら勝浦タンタン麺とこれを食べたい。
梅の家さんを出たのが18時過ぎ。港について少しゆっくりしてから帰ろうっと。
港へ。即出港
なんと港へ着いたら一本前の船が出る直前!ということで、駐車場で切符を見せて即入ってしまいました。予定より約1時間・1本前の出港です。
房総では約100キロ走行。楽しいツーリングでした。
家を出たあと近くのスタンドで給油し、帰宅直前まで給油なしでいけてしまった南房総ツーリング。トリップメーターを見てみると
220キロでした。実は家から港までが往復120キロあったので、南房総でのツーリングは全体の半分くらいなんですけれどね。
たしかガソリンタンクは6リットルくらいしかないはずで、行きも帰りも信号に恵まれていたとはいえ、35km/l を記録したのは立派な燃費じゃないでしょうか。今ってリッター100円とかだから、燃料日は600円くらいしかかかっていないということで。こりゃ安いわ。
家を出たのが6時30分。帰宅が21時30分と15時間のツーリングでした。船に乗った時間は休憩にもなるし景色も楽しめるし旅情もあるし、原付2種と組み合わせて関東のツーリングを楽しめると思います。
立ち寄る回数を増やしてしまったこともあってぐるっと回りきる事が出来ませんでしたが、もっとツーリングを意識したら、同じ日程で鴨川の方まできっちりと回れた事でしょう。今度はそれを試してもいいかな。
道の駅保田小など1泊して南房総で走る割合を増やしていけば、より楽しいツーリングが出来るんじゃないかと思いましたよ。
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