ヤマハ発動機さまからお借りしている155CCの前二輪スクーター・トリシティ155で、東京から南房総方面に行ってきました。目的は館山にあるラーメン屋さんの取材。アクアラインを走ることで横風の影響がどんなもんかもわかるので、レビューにはちょうどいいかなーと思ったので、バイクをお借りしたタイミングで取材になるようにメディアの編集部に働きかけちゃいました。
アクアラインについては400CCのスクーターとそん色ない安定感で走れましたよ。
アクアラインの6メートルの横風はおもったほどきつくなかった
首都高の三軒茶屋から入ってアクアラインを目指します。ETCなので高速に乗るのは簡単、首都高の流れに乗るのは、トリシティ155のパワーで全く問題ありません。前回、栃木の佐野に行ったときに100キロ走行を体験しているので、すこし「エンジンが頑張ってるな」という印象を持つくらいで楽に走れているのが分かっています。
となればやっぱり、アクアラインで横風がどのくらいバイク走行に影響するかというのが一番興味深いところで。
スクーターはシート(ロックがかかる)の内側にETCを設置できますので、バイクを離れるときも安心です。
海ほたるでツーリングの証拠写真を撮影していざ海上の橋へ。ああ、アクションカムを装備してモトブログ的に走れれば、アクアラインの画像も載せられるんだよなー。GoPro HERO 7ほしい。
海上の風は確か風速6メートルでした。以前乗っていた車体重量210キログラムくらいの400CCのビッグスクーターと、このトリシティ155(車体重量160キログラムくらい)で、その時と比べて風の影響は体感ベースでそれほど変わらないかなあという印象です。瞬間の強い風が怖くもちろん油断禁物でハンドルはしっかり支えていましたが、大して振られることなく木更津へ到着しました。
南房総は走りやすい
トリシティに限った話ではありませんが、南房総はバイクで走りやすいですね。道も広く、海も山も近くにあり景色も飽きません。飲み物を補給したりトイレ休憩もしやすいコンビニもいい感じで点在していてストレスが少ないです。
都心部だと最高速度60キロの道路でも、実際に60キロで走れる時間ってそんなに長くないじゃないですか。信号が窮屈だったり車の量が多かったりするので。それが、時速50キロの道でも50キロを出せる時間が長くあるので快適です。海沿いの道は適度なワインディングで、山道のヘアピンはちょっと怖い僕でも緊張少なく走れました。
▼ちょっと南国っぽい風情もあるよね。高知県もそうだったけど、ふとしたところに温暖さを感じます。
▼秋の夕暮れの豊岡海岸。夏は人が泳いでいるのかもしれませんが、今は投げ釣りの人とスクーターでツーリングしている人だけ(僕)
▼東京外に出たときは道の駅に立ち寄るのが好きです。野菜とか梅干しとか、都内のスーパーで買うより段違いに安いものがあったりします
前二輪はやっぱり安定する
前が二輪で、バイクを傾けても常に地面に二輪とも接地しているトリシティはカーブの安定感が高くスムーズです。
バイクって乗っていると、Iの字がバランスを取って倒れずにいるイメージがあるんですけれど、トリシティは常に▽こんな感じで地面の上にある感じがするんですよ。前輪側が面になるっていうんですかね。その安心感が、バイクの大きさや排気量とは違う観点での安心感です。
例えば湿った路面の真ん中にマンホールがあった場合、普通のバイクだと前輪がマンホールを踏んだ瞬間にヒヤッとすることがあります。最終的にこけなくても、その都度びくっとするんですよね。トリシティは二つある前輪のうち一つがマンホールを踏んでも、もう一輪がアスファルトをとらえているのであればずるっとすべる感覚がありません。
反射神経は年々衰えていくであろう40代後半という年齢なので、バイクにこの安定感があるというのは本当にありがたいことです。