岐阜県の東濃地域の名物料理に「あんかけかつどん」があります。個人的な印象ですが、岐阜県はそれぞれの地域で豚肉が何かしらの名物になっているらしく、地域ごとにその調理方法が異なっているように思えるのですが、東濃ではかつ丼にとろとろのあんをかけるようでした。
あんかけかつどん発祥のお店はJR瑞浪駅ちかくにある「加登屋」さんだそうです。近くの中津川市へ行く仕事があったため、これは食べておかねば一生後悔すると思い、訪れることにしました。
あんかけかつどんの加登屋はJR瑞浪駅から徒歩1分
加登屋さんはJR瑞浪駅から徒歩1分。夜の営業が18時50分閉店と早く、運良くギリギリで入店できました。
店内はなつかしみを覚える雰囲気の良さです。テーブル席・小上がり席もあり、1階44席・2階20席と大人数が入れるようですね。この日は閉店間際だったからか、ほとんどお客さんがいませんでした。
訪問時のメニューでは、あんかけかつどんが950円でした。「大」も魅力でしたが、この後に飲み歩く可能性も踏まえ、通常サイズのものを注文しました。
黄金色のかつ丼が美しすぎる
注文から10分ほどして着丼です。あんかけかつどん、味噌汁、お新香のセットでした。
かつの上にかかった、たまごのあんがなんと美しいことでしょう……。うす黄色い卵と黄金色のあんの組み合わせが絶品で、この時点で食欲ゲージが限界突破してしまいます。
かつの厚みも十分にありました。肉は柔らかく、ほどよく脂身もあって、単品のとんかつとして捉えてもハイレベルです。注文から10分ほど経っているのは、これをおいしく揚げてくださっていたからでしょう。
あんかけかつどんの不思議で美味しいポイントは、あんがかかっているにも関わらず、とんかつの衣がサックサクなことです。あんのとろみが衣への水分の吸収を防いでいるのでしょう。
- あんのとろっ
- 衣のさくっ
- 肉のじゅわっ
が立て続けに口の中を駆け巡ります。あと、あんがある分冷めにくい気がします。
とろさくじゅわっ、のかつを最後に食べたくて、1切れ残しておきました。ご飯を食べ終えてからとっておきの1切れを口に。もぐもぐもぐ。
味噌汁・お新香・ほうじ茶で口をスッキリさせて、大満足の食事です。これを普通に食べられる瑞浪市民、うらやましい。
瑞浪訪問時にはぜひ訪れたい逸品
あんかけかつどんは、瑞浪を訪れるなら是非食べてほしい逸品です。こんど訪れたら絶対に「大」を頼んでやるんだから。
店名 | 加登屋食堂(かどやしょくどう) |
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住所 | 岐阜県瑞浪市寺河戸町1144-6 |
電話番号 | 0572-68-6121 |
交通手段 | JR中央本線 瑞浪駅から徒歩1分 |
営業時間 | 11時~14時30分、17時~18時50分 |
定休日 | 木曜日・第2水曜日 |
※宴会予約のある日は最大21時30分まで営業が伸びる可能性があるそうなので、「営業時間には間に合わないかもだけどどうしても行ってみたい」場合はダメもとで電話確認してみるのもいいかもしれません。